メモリ(RAM)とは
メモリとは、ランダムアクセスメモリ(RAM「ラム」)の略語で、データをパソコンに短時間保存することで迅速なアクセスを可能にするコンポーネントです。パソコンは、要求されたプログラムまたはドキュメントをストレージディスクからメモリへと読み込み、メモリから情報の各部分にアクセスします。あまりに多くの操作がメモリに依存しているため、メモリの容量はパソコンのパフォーマンス速度に大きく影響します。
メモリの仕組み
メモリはパソコン内部でパソコンのプロセッサおよびストレージドライブ(ハードディスクまたはSSD)と並行して動作し、データにアクセスしてデータを使用します。たとえば、スプレッドシートのデータにアクセスして基本的な編集を行う場合、パソコン内では次のような動作が行われています。
1. プログラムとファイルがストレージドライブに格納されます。
2. 短期間のアクセスと使用のため、パソコンのプロセッサがプログラムデータをストレージドライブからメモリに転送します。
3. 次にプロセッサはメモリからデータへアクセスします。つまりメモリは、パソコンの利用可能な作業領域のバンクとして機能します。設置されたメモリの容量によって、アプリケーションの動作速度や、パソコンがいかに効果的にマルチタスクを実行できるかが決まります。
パソコンのメモリの増設は、パソコンの全体的なパフォーマンスを最も簡単でコスト的にも手頃に向上させる方法の1つです。Micronが提供する詳細な手順に従うと、特別なパソコンスキルがなくても、簡単に取り付けることができます。メモリの取り付けについて詳しくは、こちらをご覧ください。
さまざまなタイプのメモリ
ランダムアクセスメモリをさらに理解するため、色々な目的で使用されるさまざまなタイプのメモリについて見ていきましょう。DRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)は最も一般的なRAMです。「ダイナミック」という語は、データが絶えず更新される点に由来します。SRAM(スタティックランダムアクセスメモリ)というRAMもあります。「スタティック」という語は、情報の更新が不要であることを意味しています。SRAMの方がより高速ですが、価格も高くなります。これらのRAMは両タイプとも揮発性であるため、パソコンの電源がオフになると格納された情報は消えてしまいます。
RAMはパソコン内部で動作し、今使用しているデータへの短期的なアクセスを提供します。日常のタスクを迅速かつ容易に行うには、十分なメモリが必要です。
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