さまざまな種類のコンピュータプロセッサ
中央処理装置(CPU)は、パソコンのアクションとデータフローを制御します。コンピュータープロセッサの主要メーカーは、Intel®とAMD®の2社です。両メーカーのプロセッサには、3つの一般系列があります。
いずれの場合も、パソコンのCPUは、マザーボード、メモリ、電源、すべてのグラフィックカードとの互換性を備えている必要があります。当社のガイドを利用した自作PCの組立に関する詳細をご覧ください。
3つのパフォーマンスレベル:
CPUメーカー両社には、パフォーマンスと価格帯に応じて3つの系列のプロセッサがあります。このような3つの系列の名前は、各社が製品を改変する度に変わります。
低価格のプロセッサは、基本的なパソコンのタスクを効率的にコスト効率よく実行するように設計されます。このようなCPUは、ほとんどの業務プログラム、ウェブブラウジング、写真の編集、その他の一般的タスクを容易に処理することができます。
低価格のプロセッサは、主流モデルの85%のパフォーマンスを発揮します。お使いのパソコンをアップグレードされる際は、低価格のプロセッサの方が、旧型のマザーボードや低速のメモリとの互換性がある可能性が高くなります。
主流、つまり中級のプロセッサは物理的にサイズが大きく、3Dゲームや動画編集のほか、マルチメディアを多用するアプリケーションなど、より高性能なタスクを処理することができます。
主流のCPUは、より多くの電力を使用し、旧型のマザーボードやメモリとの互換性がないコアやキャッシュを備えている可能性があります。それでも、パソコン全体をアップグレードする場合であれば、強化されたパフォーマンスを実感できるはずです。
最高速のプロセッサは、エクストリームやハイエンドとも呼ばれ、ゲーム、高解像度や高次元の画像、プロフェッショナルな動画の制作や編集、統計学分析などに使用されます。既存のパソコンをアップグレードする場合は、互換コンポーネントの仕様について特に厳重な注意を払ってください。ハイエンドCPUは、より多くの電力を使用し、より多くのメモリを必要とします。ゲーム用の仕様の詳細情報を見る。
テクノロジー
あらゆるパソコン技術が進化すると、最先端のテクノロジーはまず最もハイエンドなパーツに導入され、その後徐々に下方伝播していきます。プロセッサも例外ではありません。現在のトレンドは、各CPUのますます多くのコアに導入されていくことになります。この結果、例えばウェブブラウザなど、スレッディングを使用するアプリケーションのようなマルチタスク環境でパフォーマンスが向上することになります。このようなコアのパフォーマンス向上は、中級や低価格のプロセッサに徐々に広がっていきます。
他にもテクノロジーに飛躍的進歩をもたらした例として、統合メモリコントローラが挙げられます。メモリのレイテンシーを削減することによりシステムパフォーマンスを向上するものです。しかし、統合メモリコントローラは通常、ごく一部のRAMにしか互換性がありません。
どのプロセッサを選ぶかは、予算や対象システムの他のコンポーネントによって決まります。必ずCPUに、対象システムの他のすべてのコンポーネントとの互換性があることを確認してください。
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