ハードディスクのエラーをチェックし、修復する方法
ハードディスクをデフラグしても基準以下のパフォーマンスが見受けられる場合は、ハードディスクのディスクエラーを修正する必要がある可能性があります。ハードディスクのエラーは通常、停電、ハードウェアの障害、不十分なシステム管理、ウイルス、人的エラーが原因で起こります。エラーを修正するには、Windows OSのChkdskツールを使用できます。Chkdsk (Chkdsk.exe)は、問題のボリュームをチェックしてディスクのステータスレポートを作成し、表示するコマンドラインツールです。その後、ツールは不良セクタ、失われたクラスタ、クロスリンクファイル、ディレクトリエラーなどのディスク上のエラーをリストし、修正します。Chkdskの使い方を説明します。
- [マイコンピューター](Windows® 7、8では単に[コンピューター])をダブルクリックし、チェックするハードディスクを1回クリックすると、そのハードディスクがハイライト表示され、ドライブを選択できます。ドライブの上で右クリックするとウィンドウが表示されます。
- 表示されたウィンドウで[プロパティ]、[ツール]の順にクリックします。
- [エラーチェック]の[チェックする]をクリックします。[チェックディスクのオプション]というダイアログボックスが表示されます。
- 以下の手順のいずれかを実行します。
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- Chkdskを読み取り専用モードで実行するには、[開始]をクリックします。
- ボリュームの不良セクタをスキャンすることなくエラーを修正するには、[ファイルシステムエラーを自動的に修復する]のチェックボックスを選択して、[開始]をクリックします。
- エラーを修理し、不良セクタを見つけ、読み取り可能な情報を復元するには、不良セクタの回復を試みるために[不良セクタをスキャンし、回復する]のチェックボックスを選択して、[開始]をクリックします。
Windows 8より前のWindowsのすべてのバージョンに関する注意:修正したいハードディスク上で1つ以上のファイルを開いている場合、次のメッセージが表示されます。
「ディスク チェックのユーティリティは Windows ファイルの一部に排他アクセスが必要なため、ディスクのチェックは実行できませんでした。これらのファイルは Windows の再起動後にのみアクセスできます。次回のコンピューターの再起動後に、このディスクのチェックを実行しますか?」
上記のメッセージが表示されたら、[はい]をクリックしてディスクチェックをスケジュールし、コンピューターを再起動してディスクチェックを開始します。
Chkdskについての詳細は、以下のMicrosoftのWebサイトをご覧ください。
Chkdsk: http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb491051.aspx
Running Chkdsk to repair file systems: http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb457122.aspx