メモリとストレージの違いは何でしょうか?
パソコンを稼働するには、メモリ(RAM)とストレージの両方が必要です。両方ともデータを保存します。違いはデータを保存する期間にあります。
メモリ、ストレージ、プロセッサ
パソコンメモリとストレージの主な違いは、まず、メモリが即時アクセスのためにデータを短期間格納する点にあります。パソコンの経時的な操作は、アプリケーションの読み込み、Webの閲覧、スプレッドシートの編集など、短時間データアクセスを使用して実行されます。メモリは、揮発性のストレージです。つまり、パソコンの電源を切るとデータが消失します。RAMの役割の詳細を見る。
ストレージ(ハードドライブまたはSSD)は永続アクセスのためにデータを長期格納します。ファイルやアプリケーション、OSにアクセスし、それらを保存するのがストレージです。ストレージドライブは不揮発性です。つまり、パソコンの電源を切ってもデータが保存されます。SSDの詳細については、こちらをご覧ください。 メモリとストレージはともにパソコンのプロセッサ(CPU)と連携して、データにアクセスしたり使用したりします。
動作の仕組み
この3つのコンポーネントは相互に連携して、ユーザーが希望するプログラムやファイルを表示したり、変更を記録したりします。
- ストレージドライブは、プログラムやファイルを永続的に保存します。
- 例えば、ファイルを開く際のように、データがリクエストされると、プロセッサはストレージドライブにアクセスして長期データ(保存されたファイル)をメモリに転送し、即時アクセスを可能にします。
- ファイルで作業を続けると、あるいはメールなどの他のプログラムに切り替えると、プロセッサは最初にリクエストされたストレージのデータ、あるいはストレージから転送された後、メモリのデータにアクセスして、リクエストされた対象を表示します。
このようなシステムのデータアクセス方法に基づくと、プロセッサがデータを利用可能な別のデータ形式に変換したり元に戻したりする速度は、メモリとストレージドライブの速度に大きく左右されます。速度の遅いメモリやストレージのコンポーネントはデータボトルネックを引き起こしかねないため、これらのコンポーネントのいずれかまたは両方をアップグレードすることが最善策となります。購入当初に比べ、パソコンの速度が遅く、応答性が悪く、鈍くなったようであれば、メモリかストレージ、まはたその両方をアップグレードして最適なパフォーマンスを得ることが推奨されます。
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